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日歯メルマガ平成30年度医療介護同時改定に向けて - 津曲

2017/02/13 (Mon) 11:01:47

■平成30年度医療介護同時改定に向けて
 日本歯科医師会会長 堀 憲郎

 いよいよ来年4月の同時改定に向けての議論が本格化し、この改定への対応
が日歯としての今年の最重要課題となる。昨年は「30年度改革対応ボード」を
立ち上げ、基本的な議論を進めてきたが、2月1日より当ボードを「平成30年度
医療介護同時改定対策本部」に格上げして、その中で歯科医療提供者を代表す
る日歯としての主体性を持った議論を進めていく。
 具体的な対応は今後、対策本部で進めるが、現時点では「長年評価が低く抑
えられている歯科医療技術の適正な評価」と、これまで継続してきた「超高齢
社会における新しい歯科医療提供体制の確立と推進」を大きな柱とすることを
執行部として確認している。
 一つ目の柱では、歯科医療提供上の根拠の重要因子となるタイムスタディー
調査を進めている日本歯科医学会と連携を図るとともに、「モノからヒトへ」
との方向性を示して参りたい。
 また、医療と介護の同時改定という機会を捉え、二つ目の柱の中で、地域医
療介護総合確保、地域医療計画等に関する議論も深めたい。
 約束されていた消費税率引き上げが見送られ、3年間で社会保障費の伸びを
1.5兆円に抑える方針も甘受してきたことを踏まえ、同時改定では、国民の安
心のために必要な改定財源が、着実に確保されるものと理解しているが、その
中で上記2項目を中心に全力で対応して参りたい。

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◆2◇ JDAウィークリー ◇◆◇◆
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■運用見直し議論 まとめを了承
 30時間の指導担当者研修不要に
 ―保険者による健診・保健指導検討会

 厚労省の「保険者による健診・保健指導等に関する検討会」の第27回会議が
1月19日、都内の全国都市会館で開催され、平成30年度から開始される第3期特
定健康診査等実施計画期間(平成30~35年度)における特定健診・保健指導の
運用の見直しについて、議論のまとめを了承した。
 運用の改善の部分では、歯科医師が特定保健指導における食生活の改善指導
を行う場合の研修要件を緩和した。歯科医師がこの指導を行う場合、30時間の
食生活改善指導担当者研修の受講が要件となっていたが、「受講は要しない」
こととなった。これについて日歯常務理事の高野直久構成員は、日常的に生活
習慣の改善に向けた保健指導を行っている歯科医師が食生活改善に関する特定
保健指導を円滑に行えるように、研修会等の体制のさらなる充実が必要との考
えを示した。
 標準的な質問票の見直しでは、生活習慣の改善に関する歯科口腔保健の取り
組みの端緒となる質問項目を追加・改変した。新たに追加されたのは「食事を
かんで食べる時の状態はどれにあてはまりますか」の質問で、これに対して回
答者は「何でもかんで食べることができる」「歯や歯ぐき、かみあわせなど気
になる部分があり、かみにくいことがある」「ほとんどかめない」で回答す
る。また、既存の質問を「朝昼夕の3食以外に間食や甘い飲み物を摂取してい
ますか」に改変。これに対しては「毎日」「時々」「ほとんど摂取しない」で
回答する。

 ・第27回保険者による健診・保健指導等に関する検討会(厚労省HP)
  http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000149160.html

 ・第3期特定健康診査等実施計画期間(平成30年度~35年度)における特定
健診・保健指導の運用の見直しについて(議論のまとめ)(厚労省HP)
  http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000149240.html

■外来医療(1)遠隔診療のあり方など議論
 ―中医協総会

 中医協総会が2月8日、厚労省内で開催され、平成30年度診療報酬改定に向け
て、外来医療についての議論を開始した。厚労省は▽医療提供体制▽患者の状
況▽診療内容と医療費▽診療報酬上の評価―などに分けて課題を整理し、外来
医療のニーズや変化の多様性も踏まえ、より質の高い適切な外来医療が提供で
きるよう、外来患者の特性や病態に応じた評価や、新たなサービス提供のあり
方などを論点として提示した。
 意見交換の中で、委員の意見が分かれたのが、遠隔診療やAI(人工知能)な
どを活用した医療のあり方についてで、厚労省が昨年12月に政府の未来投資会
議に提出した遠隔診療やAI等の技術革新に関する資料の意図を確認する場面が
あった。これに対して厚労省は、対面診療が原則で、遠隔診療はそれを補完す
るものとの基本的な考え方を示した上で、大臣方針に基づき検討を進めるとと
もに、適切なものについては診療報酬に取り入れていく姿勢を示した。
 その他、近年の医薬分業や薬剤費用の増加などの影響で、高い伸び率となっ
ている調剤医療費について意見が相次いだ。

 ・第345回中央社会保険医療協議会総会(厚労省HP)
  http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000150605.html

■【日歯広報 予告】堀会長、女子高校生と対談

 品川女子学院高等部の生徒が「第6回ソーシャル・ビジネス・アイディア・
プレゼンテーション」(=中高生らがソーシャル・ビジネスプランを発表し合
うイベント)において歯科保健政策に関わる研究発表を行ったことを受けて、
堀憲郎会長が社会問題に真正面に取り組む若者と対談、その思いをうかがう。
 対談の模様は、日歯広報第1681号(3月1日付)に掲載。

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