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日歯メルマガ広報の課題 - 津曲

2017/03/22 (Wed) 10:15:48

日歯メルマガ
■広報の課題
 日本歯科医師会広報担当常務理事 青柳 裕易

 第184回臨時代議員会が3月9日、10日の両日に開催され、平成29年度の事業
計画、収支予算等が可決された。堀執行部も発足後1年が経過し、今後は自ら
設定した事業・予算で1年間活動していく。堀会長も述べている通り、現執行
部は日歯が抱える問題点を洗い出し、それに基づきスピード感を持って改革を
進め、ある程度失地の回復を果たすことができたと考えるが、引き続いて着実
に、かつ広い視野を持って、平成30年度の医療・介護の同時改定に立ち向かっ
ていかなければならない。
 広報の立場は、その事後報告になりがちな位置づけとなるが、執行部の立ち
位置や考えを前もって周知していくことも重要な役割であり、それが速やかな
改革には不可欠と理解している。
 日歯主催のシンポジウムで講演をされたこともある鷲田清一さんが3月11日
の全国紙のコラムで、坂元裕二さんがテレビドラマの脚本に書いた「泣きなが
らご飯食べたことある人は、生きていけます」というセリフの解釈として、「何
かを口に入れていれば、いずれきっと体に助けられる時がくる」と食べること
の重要さを示し、生きる力を支える歯科の役割を端的に喝破していた。その洞
察と発信力に驚いたが、「日歯広報」でもそのような深みのある情報を提供でき
ればと気を引き締めている。

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◆2◇ JDAウィークリー ◇◆◇◆
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■平成29年度事業計画、収支予算など承認
 ―第184回臨時代議員会

 第184回臨時代議員会が3月9日、10日の両日、歯科医師会館で開催され、日
歯年金保険規則の一部改正、平成29年度の事業計画、収支予算、入会金及び会
費の額など、全5議案が可決・確定した。
 事業計画では、公的医療保険の堅持と制度の充実を図ることを前提に、▽平
成30年度の第7次医療計画、診療報酬・介護報酬同時改定に向けた対応▽医
療・介護の総合的な確保に係る歯科医療提供体制の構築▽「歯科口腔保健の推
進に関する法律」に基づく生涯一貫した歯科口腔保健事業の推進▽新しい歯科
医療技術、医療機器、医療材料等の開発及び保険収載の推進▽歯科医業経営基
盤の安定化に向けた対応▽歯科医師の資質向上及び組織力強化の推進▽歯科医
療の質の確保及び歯科医療職種の人材確保―などを重点項目に掲げ、日歯の組
織基盤の強化を含めた歯科界全体の活性化と、国民から信頼される充実した歯
科保健医療提供体制の整備及び発展のため、不退転の覚悟をもって全身全霊で
諸課題に対応する姿勢を示した。
 協議では、福祉共済保険制度の純資産改善計画に基づく規則改正について意
見交換した。
 可決・確定した議案は以下の通り。
○第1号議案 公益社団法人日本歯科医師会年金保険規則の一部改正の件
○第2号議案 平成29年度事業計画の件
○第3号議案 平成29年度入会金及び会費の額の件
○第4号議案 平成29年度収支予算の件
○第5号議案 平成29年度資金調達及び設備投資の見込みの件

■日歯会員5氏が受章
 ―平成28年度日本歯科医師会会員有功章

 平成28年度日本歯科医師会会員有功章授賞式が3月10日、歯科医師会館で執
り行われ、歯科保健衛生に顕著な功績のあった5名に対して、日歯で最高の顕
彰である有功章を贈呈した。
 会員有功章授賞規程第4条第1項第一号該当者としては、山本正俊氏(長崎
県・80歳)、大坪克安氏(長崎県・66歳)、林房子氏(沖縄県・84歳)が受章
した。また、同第三号該当者としては、芦田欣一氏(滋賀県・71歳)、藤本嘉
治氏(大阪府・69歳)が受章した。

■《調整会議》データに基づく議論の方向
 ―第10回医療計画の見直し検討会

 第10回医療計画の見直し等に関する検討会が3月8日、都内の主婦会館プラザ
エフで開催され、平成29年度の地域医療構想調整会議における議論の進め方な
どについて検討した。前回の検討会では、調整会議での議論の進め方は「年度
内に4回の調整会議を開催するサイクルを繰り返す」ことが示されており、今
回はこのうち1回目(春頃:4~6月)と2回目(夏頃:7~9月)の議論のあり方
について検討した。
 春頃に開催される1回目の調整会議では、主に病床機能報告や医療計画に必
要な様々なデータを踏まえた役割分担について確認する。夏頃の2回目では、
機能・事業等ごとの不足を補うための具体策、特に現状において担っている役
割と将来の機能等についての議論を行う。
 1回目の調整会議で想定されているデータに基づく議論の方向に関して、日
歯副会長の佐藤保構成員は「県の担当者だけでなく、地元医師会や病院団体等
の関係者や大学の有識者が共同して分析・評価」とされている点に着目。
「データには秘匿性の高いものも含まれていると思われるが、データにアクセ
スできる者の範囲をどう考えるか」と質した。また、構成員が俯瞰的に状況を
理解していないと議論が深まらないことに懸念を示し、「例えば、秘匿レベ
ル、専門性レベルを階層化するなどの方策が必要ではないか」との考えを示し
た。
 これに対して厚労省は、データの分析を行えるのは研修を受け守秘義務等の
契約を交わした者に限定する一方で、調整会議では構成員の意見を踏まえて加
工したデータを提供する形になっていると説明。また、データへのアクセスに
関しては、NDBの扱いという枠組みを超えない一定の制約のある範囲で、あく
まで調整会議の中での議論に資するための活用になると説明した。
 他の構成員からも、短期間の議論では合意を得るのは困難ではないかなどの
意見が出され、引き続き地域医療構想WGにおいて検討されることとなった。

 ・第10回医療計画の見直し等に関する検討会
  http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000154198.html (厚労省HP)

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