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日歯メルマガ国際渉外活動のアジア展開 - 津曲

2017/04/24 (Mon) 11:22:57

■国際渉外活動のアジア展開
 日本歯科医師会学術・生涯研修、国際渉外担当常務理事 小林 慶太

 FDI(世界歯科医師連盟)年央会議が4月7日から12日まで、インドのゴアに
て開催された。この会議は今年8月にスペイン・マドリードで開催されるFDI年
次大会2017における会議と学術プログラムの内容を決定する重要な会議で、日
本から井上孝FDI理事(日歯国際渉外委員会副委員長)、平野裕之FDI教育委員
会委員(同委員長)、上條竜太郎FDI学術委員会委員(同委員)が参加した。
 FDIは約130カ国から100万人以上の会員を擁し、約200の歯科医師会や歯科学
会などの専門家グループにより構成され、歯科口腔保健に係る政策声明の協
議・採択や、世界規模の口腔保健活動の推進、歯科教育研修プログラムの策定
などを行っている。
 日歯はこれまで、国際渉外活動の一環としてFDIに理事・委員が参画し関わ
ることを、一つの柱として国際展開を図ってきた。本執行部においては、国際
戦略検討ボードを立ち上げ、新たな方向性としてアジア地区における歯科医療
展開に関して、歯科医療体制の整わないアジア周辺諸国への歯科的支援、FDI
アジア地域機構での活動について、ボードを中心に関係諸国の情報収集と人的
交流の模索を開始したところである。国際貢献という新たな国際渉外活動の柱
を考えていきたい。

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◆2◇ JDAウィークリー ◇◆◇◆
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■介護に係る歯科の現状示す
 医療・介護連携に関する意見交換

 医療と介護の連携に関する意見交換(第2回)が4月19日、都内のベルサール
半蔵門で開催され、平成30年度の医療・介護同時改定に向けて「リハビリテー
ション」「関係者・関係機関の調整・連携」について議論し、日歯常務理事の
遠藤秀樹委員が日歯の見解を示した。
 遠藤委員は、健康寿命の延伸やQOLの確保には口腔管理が有用であることを
示す多くのエビデンスがあること、また、患者やその家族の状況に応じた食支
援や口腔衛生管理の提供などの役割も歯科にはあることを説明。その上で、
「歯科の在宅に係るサービスは増加傾向にある一方で、施設における歯科衛生
士の配置が1割以下であり、歯科衛生士による口腔衛生管理加算の算定も少な
い。さらなる充実のためにも、医療と介護の切れ目のない提供環境(制度、算
定要件等)を整える必要がある」との考えを示した。
 また、「施設等と歯科との連携を密にするためには、ケアマネジャーの果た
す役割が大きく、口腔健康管理に対する理解を期待する」と述べるとともに、
「多職種連携における情報共有」のあり方に言及。「現状では、退院時共同指
導やサービス担当者会議等への歯科関係者の参加が少ない。情報共有を推進す
るためには、一堂に会する会議のみならず、各種媒体を活用した方策が重要で
ある」と指摘した。
 他の委員からの「実際の施設における運用においては、歯科衛生士の活用の
みならず、口腔に関する知識を得た言語聴覚士(ST)の活用を検討してほし
い」との意見に対しては、「歯科専門職とST等の他職種が連携して口腔衛生管
理を行うことで実績を上げている施設もあり、そのような形で実施していくこ
とが望ましい」旨回答した。
 加えて遠藤委員は、歯科が介護現場で活動するに当たっての問題点を問わ
れ、「歯科訪問診療の件数は増加しているが、その多くが施設。一方で、居宅
への訪問は伸び悩み、患者本人だけでなく介護する家族にも、時間的、金銭
的、心理的な負担感が大きい。安心・安全な医療提供の観点からも、今後、デ
イサービス等における歯科訪問診療も行えるようになることが望ましい」との
見解を示した。

 ・医療と介護の連携に関する意見交換会(第2回)
  http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000162533.html

■オプジーボ「最適使用推進GL」を了承
 中医協総会

 中医協総会が3月29日、厚労省内で開催され、「最適使用推進ガイドライン
 ニボルマブ(遺伝子組換え)(販売名:オプジーボ点滴静注20mg、オプジー
ボ点滴静注100mg)頭頸部癌~」(GL)が了承された。新規作用機序医薬品は
有効性や安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間、この医薬品の恩恵を強
く受けることが期待される患者に使用することや、副作用の発現に対応可能な
医療機関で使用することが重要であることから、本GLは医薬品の最適な使用を
推進する観点で取りまとめられた。作成に当たっては、医薬品医療機器総合機
構を始め、日本口腔外科学会等の関係団体が協力した。
 使用するべき施設の要件では、▽がん診療連携拠点病院等▽特定機能病院▽
がん診療連携病院―などであることが示されている他、「頭頸部癌の化学療法
及び副作用発現時の対応に十分な知識と経験を持つ医師又は歯科医師が、当該
診療科の本剤に関する責任者として配置されている」ことが挙げられた。この
歯科医師とは、医師免許または歯科医師免許取得後の初期研修を終了した後
に、5年以上の口腔外科の臨床研修(うち2年以上はがん薬物療法を含む口腔外
科のがん治療の臨床研修)を行った者で、副作用等の全身管理への対応に十分
な知識と経験を持つ医師との連携の下で診療に当たることとされている。
 なお、本GLに基づいて、保険適用上の留意事項も併せて了承された。
 抗がん剤「オプジーボ」は当初、根治切除不能な悪性黒色腫の適応が承認さ
れていたが、その後、頭頸部がん等にも適応が拡大されており、昨年11月の中
医協で薬価を50%引き下げる緊急薬価改定が承認された。

 ・第348回中央社会保険医療協議会総会(厚労省HP)
  http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000156859.html

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