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日歯メルマガ改革マインドもった取り組み進める - 津曲
2017/07/10 (Mon) 10:13:08
■改革マインドもった取り組み進める
堀会長が会務執行方針を説明
―定例記者会見
日歯は6月29日、第2回理事会終了後に定例記者会見を歯科医師会館で開催
し、堀憲郎会長は第2次堀執行部の会務執行方針や平成30年度の医療・介護報酬
の同時改定の対応状況などを説明した。
◇三本柱掲げ、体制整備進める
堀会長は会務執行方針について、前執行部で取り組んできたいわゆる「28課
題」を25に整理したことを示し、これまで以上に「改革マインド」「柔軟性」
「創意工夫」をもった取り組みを進めていくとした。
また、会務執行方針の三つの柱として
(1)新しい歯科医療提供体制の確立と推進
(2)日歯の組織強化
(3)歯科医療従事者の環境の充実・向上
を掲げ、歯科への期待の高まりに応えるべく、状況に応じて適切な提言ができ
る体制を整備していくなどと述べた。
さらに、これまで歯科界で積み重ねてきた国民のための歯科医療政策を具体
的に展開する局面との見方を示した上で、「日歯を中心に、日歯連盟、日本歯
科医学会を始め、産業界、関係団体を含めて、臨産学、行政が一体となり、
オールデンタルで責任を果たしていきたい」と意気込みを語った。
◇30年度改定対応の進捗や論点示す
執行部の最重要課題に掲げている30年度の診療報酬、介護報酬の同時改定対
応については、「基本方針、具体的な論点を整理し、本格化している各審議会
での議論に対応している」ことを報告し、次の通り論点を示した。
【診療報酬改定対応】
・タイムスタディー調査の活用による歯科医療技術評価の議論
・かかりつけ歯科医機能のさらなる検討
・口腔機能の維持向上に関わる歯科医療技術の評価
・在宅歯科医療のさらなる推進
・医科歯科連携の推進
・多職種連携の推進
【介護報酬改定対応】
・在宅歯科医療ニーズの増加に伴う居宅療養管理指導の充実
・居宅療養管理指導費と訪問歯科衛生指導料等の算定要件の緩和
・認知症対応の議論
・特に入退院時の医療連携構築
・新たな加算の創出
■28年度改定の結果検証
5つの調査票案を了承
―中医協総会
中医協総会が6月28日、厚労省内で開催され、本総会に先立って開催された診
療報酬改定結果検証部会で了承された「平成28年度診療報酬改定の結果検証に
係る特別調査(平成29年度調査)の調査票案」について議論が行われ、「公費
負担医療に係るものを含む明細書の無料発行の実施状況調査」「後発医薬品の
使用促進策の影響及び実施状況調査」など、5つの調査票案を了承した。
各調査は本年7月から8月に実施する予定で、回収した調査票を集計・分析
後、10月から11月頃に取りまとめ、速報案が示される見込み。
公費負担医療に係るものを含む明細書の無料発行の実施状況調査は、明細書
に関する▽発行実態(事務・費用負担含む)▽患者の受領状況▽患者の意識―
などの把握を目的に、施設調査と患者調査に分けて実施。このうち施設調査
は、無作為で抽出した全国の病院(1000施設)、一般診療所(1000施設)、歯
科診療所(1000施設)、保険薬局(500施設)、訪問看護ステーション(500事
業所)の計4000施設が対象で、自記式調査票を郵送で配布・回収する。
・第354回中央社会保険医療協議会総会(厚労省HP)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000169030.html