名前は匿名の場合は、スペースキーを押すか、a A 1など、何でもいいから入れてください。本文とタイトルは必須です。メールアド、URL記入は任意です。

社)新日歯自由ニュース専用掲示板

475602

日歯メルマガ歯科医師需給の新たな課題 - 津曲

2017/07/24 (Mon) 10:10:37

歯科医師需給の新たな課題
 日本歯科医師会副会長 柳川忠廣

 歯科医師の需給問題等について議論する厚労省「歯科医師の資質向上等に関
する検討会」は、平成27年1月に設置された。同検討会は昨年11月から医師、
看護師を対象とした「働き方ビジョン検討会」の影響で、半年間にわたり会議
を休止していたが、本年5月に再開された。
 今後は、かつてのような全国の歯科医師や患者の総数の議論ではなく、国民
の各ライフステージ(小児・成人・高齢者)における歯科医療需要及び施設
(歯科診療所・病院・在宅)ごとにおける需要や、高齢化の進展や歯科医療を
取り巻く環境の変化に伴い生じた、在宅歯科医療や入院患者に対する歯科保健
医療を過不足なく提供できるような方策についても検討される。
 直近の会議では、周術期口腔機能管理などの医科歯科連携を推進する具体的
な方策として、歯科標榜のない病院への歯科配置を進めるよう、日歯から要望
した。また、地域の事情によりこれらの需要や提供体制が異なることから、各
医療圏の状況についても検証すべきである。本年秋には中間報告となる「歯科
保健医療ビジョン」を取りまとめ、来年以降に新たな需給推計を実施する予定
である。
 一方、専門性や女性活躍については、引き続き、日歯内に設置される協議会
やボードで議論を深める。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆2◇ JDAウィークリー ◇◆◇◆
─────────────────────────────────
■平成30年度診療報酬改定など、諸課題を議論
 ―日医・日歯役員意見交換会

 日医と日歯は7月13日、意見交換会を日医会館で開催した。第2回目の開催と
なる今回は、平成30年度診療報酬改定に向けた現時点の課題を確認した他、▽
控除対象外消費税問題▽受動喫煙の防止対策を強化・実現するための署名▽病
院における歯科の配置▽2020年の東京オリンピック・パラリンピック対応―な
どについて、両会が共通認識を共有するべく意見交換を行った。
 堀憲郎・日歯会長は6月16日よりスタートした第二次堀執行部としての意気
込みを語るとともに、「両会でより顔が見える関係の構築をする機会になれば
と願っている」と挨拶した。
 また、横倉義武・日医会長は、堀日歯会長が就任して以来、より緊密な連携
を構築するべく意見交換会を開催できていることに謝意を述べるとともに、今
後の両会の協働に意欲を見せた。
 本意見交換会は、平成30年度のトリプル改定を控え、今後の医療政策に関す
る認識の共有などを目的に日歯が提案し、昨年10月に第1回会議を開催した。

 ・プレスリリース・活動報告(日歯HP)
  http://www.jda.or.jp/jda/release/170721.html

■大雨災害の会員被害状況などを報告
 ―定例記者会見

 日歯は7月20日、第3回理事会終了後に定例記者会見を歯科医師会館で開催
し、村岡宜明専務理事が今月5日に発生した福岡県・大分県等を中心とした大
雨の他、14日の愛知県・岐阜県等、18日の新潟県・福島県等の大雨災害に係る
日歯の対応及び会員被害状況について説明した。
 会員の被害状況は次の通り。

【人的被害】
 なし
【物的被害】
○診療所
 床上浸水…福岡県3件
 床下浸水…大分県1件(現在は復旧)
 機械室浸水…愛知県1件
 その他…福岡県7件、大分県4件、愛知県2件
○自宅
 床下浸水…福岡県1件
 一部損壊…福岡県1件
 その他…福岡県2件、大分県2件、

※各県歯からの報告を集計(7/19時点)。岐阜県、新潟県、福島県の会員被害
の報告はなかった。

■学会、新産業ビジョン、タイムスタディー調査報告書の発行記念会開催

 日本歯科医学会は7月10日、「平成29年版新歯科医療機器・歯科医療技術産
業ビジョン」並びに「歯科診療行為のタイムスタディー調査2016年度版」の発
行記念会を歯科医師会館で開催した。記念会では、興地隆史・新産業ビジョン
作成WG座長が「平成29年版新歯科医療機器・歯科医療技術産業ビジョン」の概
要を、小林隆太郎・タイムスタディーWG座長が「歯科診療行為のタイムスタ
ディー調査2016年度版」の概要をそれぞれ説明した。
 特に小林タイムスタディーWG座長は、タイムスタディー調査は近時点におけ
る歯科診療の実態を把握し、中医協等関係方面における技術評価にかかる提案
等の資料作成を目的に行ったことを説明した上で、「本調査だけで社会保険診
療報酬に強く言及することは適切でない。社会保険診療報酬の分析に当たって
は、所要時間、技術度を含むドクターフィー的要素の他に、歯科医療従事者の
人件費、診療器材、技工料、施設運営の経費などのホスピタルフィー的要素の
調査を踏まえて総合的に分析しなければならない」と指摘した。
 記念会ではこの他、汲田伸一郎・日本医科大学付属病院長が「臨床画像診断
の新たなる展開」と題して、特別講演を行った。

 ◇歯科診療行為のタイムスタディー調査2016年度版
  (日本歯科医学会HP)
  http://www.jads.jp/time_study/index.html

 ◇平成29年版新歯科医療機器・歯科医療技術産業ビジョン
  (日本歯科医学会HP)
  http://www.jads.jp/activity/img/vision_h29.pdf

名前
件名
メッセージ
画像
メールアドレス
URL
編集/削除キー (半角英数字のみで4~8文字)
プレビューする (投稿前に、内容をプレビューして確認できます)

Copyright © 1999- FC2, inc All Rights Reserved.