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社)新日歯自由ニュース専用掲示板

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日歯メルマガ - 津曲

2017/08/28 (Mon) 14:47:00

■医療情報連携等に係る対応について
 日本歯科医師会器材薬剤・情報管理担当常務理事 杉山 茂夫

 医療等分野の医療情報連携は、厚労省を始め総務省・経産省・内閣官房が関
わっており、今年度総務省による実証事業が日本各所で行われる予定である。
 具体的には、「岡山・島根・香川フィールド(医療等IDを活用した異なる地
域間での診療情報連携の仕組みの実証)」「前橋・酒田フィールド(JPKIを活
用した患者の確実かつ迅速な同意取得の仕組みの実証)」「沖縄フィールド
(医療機関等が医療等分野の様々なサービスを利用する仕組みの実証)」
「MEDIS・ORCAフィールド(医療情報を収集・分析するためのネットワークの
仕組みの実証)」「東大・京大フィールド(高精細映像伝送の活用を目指した
ネットワークの仕組みの実証)」が予定されている。
 これまで日歯は国の医療情報連携等に係るICT化政策(医療等ID・オンライ
ン資格確認・医療等分野専用ネットワークの構築等)の動向を注視し、慎重な
対応を図ってきたが、前述の総務省の実証事業を受け、改めて歯科界の現状を
確認し今後の対応について役員間で協議した。
 特にHPKIに係る認証局について、今後、日歯認証局(仮称)の立ち上げも含
め、前向きかつ積極的に対応を進めることを共通認識とする旨確認したところ
である。

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◆2◇ JDAウィークリー ◇◆◇◆
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■大規模災害時の身元確認における連携を確認
 ―第16回警察歯科医会全国大会

 第16回警察歯科医会全国大会(主催:日歯)が8月19日、「大規模災害時の
身元確認における連携」をテーマに歯科医師会館において、行政や関係団体を
始め全国の警察歯科医など多数の参加を得て開催された。
 大会の冒頭、堀憲郎・日歯会長が挨拶に立ち、「日歯は災害にいかに対応す
るかの議論を、歯科医療者としてのプライドをかけた使命と位置づけている」
と述べ、本大会がそれに資する大会となることを期待した。続いて、小此木八
郎・国家公安委員会委員長、内閣府特命担当大臣(防災)、武田俊彦・厚労省
医政局長、大塚泰博・警察庁刑事局捜査第一課長、羽山登志哉・海上保安庁警
備救難部刑事課長、今村聡・日医副会長が来賓挨拶を行った。
 基調講演Iでは、小此木大臣が「首都直下地震における具体的な応急対策活
動に関する計画」と題して、震度6強以上の地震が観測された場合に発動され
る同計画の概要やポイントを説明。緊急輸送ルート、救助・消火、医療などの
各分野でのタイムラインと行動目標の実効性の確保・向上とともに、関係省
庁・地方公共団体等が緊密に連携することが重要との考えを示した。
 基調講演IIでは、玉川裕夫・大阪大学歯学部附属病院医療情報室准教授が
「歯科診療情報の標準化の現状と展望」と題して、口腔診査情報や標準化の姿
等について説明。また、今後の展望として医療機関にある患者の電子データ
が、災害時に活用できる統一的仕様となるよう希望的に述べた。
 その後のシンポジウムでは、村岡宜明・日歯専務理事のコーディネートの
下、田口円裕・厚労省医政局歯科保健課長、大窪雅彦・警察庁刑事局捜査第一
課検視指導室長、田添太志・海上保安庁警備救難部刑事課刑事企画指導官、今
村聡・日医副会長の4氏をシンポジストに迎え、「災害時の対策と歯科との連
携」をテーマに、関係機関・団体等の取り組み、身元確認を含め歯科との連携
をどう推進し深化させていくかの議論を行った。

 ・プレスリリース・活動報告(日歯HP)
  http://www.jda.or.jp/jda/release/170823.html

■吉野舞さん(広大歯学部5年)が優勝
 ―平成29年度SCRP日本代表選抜大会

 平成29年度(第23回)日歯/デンツプライシロナ スチューデント・クリニ
シャン・リサーチ・プログラム(SCRP)の日本代表選抜大会が8月18日、歯科
医師会館で開催され、広島大学歯学部5年生の吉野舞さんが研究テーマ「単一
細胞トランスクリプトミクスによる骨芽細胞の多様性の解析」で優勝した。吉
野さんは来年3月21日から米国のフロリダ州フォートローダーデール市で開催
される国際歯科研究学会米国部会(AADR)学術大会に派遣され、日本代表とし
て、米国代表並びに世界各国の代表とともに発表を行う予定。
 見事優勝に輝いた吉野さんは、第一声で「気が動転している」と驚きの心境
を表した。さらに、ファカルティ・アドバイザーを始め関係各位に感謝の言葉
を述べた上で、「今大会に向けた準備で得たものは大きく、良い経験となっ
た。これをステップにして未来へ進んでいきたい」と抱負を語った。また、表
彰式終了後には、日本代表である吉野さんが研究成果をプレゼンテーション
し、会場の盛大な拍手を浴びた。
 今大会は、全国の歯科大学・歯学部28校が参加。研究内容により「基礎部
門」、「臨床部門」に分けて審査が行われ、それぞれの部門の上位2名ずつを
表彰した。優勝は「基礎部門」第1位の吉野さんで、準優勝は「臨床部門」第1
位の日本大学歯学部5年生の福留彩音さん。福留さんの研究テーマは「歯槽骨
吸収予測指標としての歯肉溝滲出液中ストレスシグナリングの解析と臨床応用
への検討」だった。「基礎部門」の第2位は大阪大学歯学部の4年生の松本夏さ
んで、研究テーマは「オートファジー誘導にはカリウム流入を抑制するホス
ファターゼが必須である」、「臨床部門」の第2位は東京歯科大学5年生の柳田
陵介さんで、研究テーマは「フッ化物微量拡散法による乳児一日フッ化物摂取
量評価」だった。
 審査員講評では、日歯国際渉外委員会委員の上條竜太郎・副審査員長(昭和
大学歯学部口腔生化学講座教授)が、「演題の傾向は科学の趨勢や歯科の関心
事が多いが、どれも歯科医学にとって大事なテーマであり、それぞれ研究レベ
ルが極めて高かった」と評した。

 ・平成29年度 スチューデント・クリニシャン・リサーチ・プログラム
(SCRP)日本代表選抜大会(デンツプライシロナHP)
  http://www.dentsply-sankin.com/txt/contribute.php

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