歯日歯メルマガ科医師だからできる社会貢献活動 - 津曲

2017/10/30 (Mon) 12:26:38

日歯メルマガ
■歯科医師だからできる社会貢献活動
　～TOOTH FAIRYプロジェクト～
　日本歯科医師会総務担当常務理事　瀬古口精良

　日歯が協力し、日本財団が事業を実施する社会貢献事業「TOOTH FAIRYプロ
ジェクト」は平成21年6月に始まって以来、9年目を迎えた。今日では、参加歯
科医院は6450を超え、寄付金総額は12億4300万円に達するなど、大規模な寄付
プロジェクトに発展している。ご参加・ご協力いただいている会員の先生方に
改めて御礼申し上げたい。
　さて、ご承知のように、治療で不要になった歯科撤去金属を患者のご理解の
下に参加歯科医院が寄付し、その金属を換金して得た資金等で進める「TOOTH
FAIRYプロジェクト」。これまで難病や障がいを抱える子ども達とその家族へ
の支援事業等で確かな足跡を残している。
　国内では、7カ所で難病児支援施設を建設している他、歯科医師も参加して
いる全国各地での難病児支援キャンプなど、安らぎや休息を届けるための各種
事業を展開している。また、国外ではミャンマーへき地の貧困地域に30校の学
校を建設し、6千人以上の子どもに教育の機会を提供している。さらに、昨年
度からは、障がい者トップアスリートへの歯科支援を進めている。これまでの
事業活動を含めた詳細については、本プロジェクトのHPをご参照いただきた
い。
　「歯科医師会」という組織体による支援は世界でも稀であり、社会貢献活動
として、また、患者とのコミュニケーションツールの一つとして極めて意義深
いと感じている。近隣国との緊張状態が続いている今日、本プロジェクトを通
じて、少しでも多くの“笑顔”が見られるよう、参加及び寄付等に一層のご協
力をお願いしたい。

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◆2◇ JDAウィークリー ◇◆◇◆
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■地域包括ケアシステムにおける歯科医療を学ぶ
　―社会保険指導者研修会

　平成29年度社会保険指導者研修会が10月16日、都内の日本教育会館（一ツ橋
ホール）で開催された。
　今回のテーマは「地域の中の歯科医療（地域包括ケアシステムを中心とし
て）」。遠藤秀樹常務理事が「かかりつけ歯科医機能と医療連携」と題して講
演するなど、計6人が講演や事例紹介を行い、地域歯科医療の現状や課題を共
有し、理解を深めた。
　遠藤常務理事は講演の中で、歯科医療の現状について、平成28年度診療報酬
改定後の流れとして、歯科概算医療費が経年で伸びて推移していることなどを
説明。また、28年度改定で新たに入ったかかりつけ歯科医機能は歯科医の「機
能」の部分を評価するものであると強調し、高齢化に追いつくべく地域包括ケ
アシステムをスタートさせるに当たっての取り組みであるとした。さらに、か
かりつけ歯科医機能についての現時点での日歯の考え方を示した他、かかりつ
け医機能やかかりつけ薬剤師の機能との比較や、それに係る施設基準の届出状
況、地域医療連携と病院歯科のあり方などを説明した。

■11/8　受賞作品を発表
　―ベストスマイル2017

　日歯は10月11日、「『いい歯で、いい笑顔』を日本中に。」をキャッチフ
レーズに展開しているベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2017（協賛：株式会
社ロッテ）の「スマイルフォトコンテスト」の最終審査を歯科医師会館で実施
した。今回も写真家の浅井愼平氏を審査委員長に迎えて審査。受賞作品は「い
い歯の日」の11月8日（水）に都内で開催する授賞式で、「著名人部門」とと
もに表彰する。
　「スマイルフォトコンテスト」のうち一般向けのコンテストでは、一次審査
を通過した約100作品の「とびきりの笑顔写真」の中から、浅井委員長を始
め、日歯とロッテが、グランプリ1作品、入賞6作品を選出。また、今回から新
たに設けた歯科医師会会員（スタッフ）や歯科大学・大学歯学部の学生を対象
とした「デンタルスマイル部門」では、「デンタルスマイル賞」1作品を選出
した。今年の応募作品数の累計は、昨年を超える5534作品に上った。受賞作品
は11月8日に都内で開催する授賞式で、「著名人部門」とともに表彰する予
定。

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