社)新日歯自由ニュース専用掲示板
日歯メルマガ第13回国民医療推進協議会総会 - 津曲
2017/10/09 (Mon) 14:37:30
■“著名人部門”投票 10/16(月)締切
ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2017
「『いい歯で、いい笑顔』を日本中に。」をキャッチフレーズに展開してい
るベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2017(主催:日歯、協賛:株式会社ロッ
テ)の「著名人部門」の投票締切は10月16日(月)までです。
投票は日歯広報9月15日号同封のハガキにて投函いただくか、ハガキをFAX
(03-3454-5144)で送信してください。また、日歯HPメンバーズルーム(
http://www.jda.or.jp/member/ )からも投票できます。皆様からの1票をお待
ちしています。
■【日歯広報】平成30年新年号企画 1面写真を大募集
「日歯広報」では新年を迎えるに当たりまして、第1699号(平成30年1月1日
付)の1面に会員の皆様からいただきました写真を掲載することを企画してい
ます。作品のテーマは自由。E-mailもしくは郵送で下記まで。奮ってご応募く
ださい。
◇締め切り 11月24日(金)必着
◇問い合わせ・送付先 日本歯科医師会 広報課
〒102-0073 東京都千代田区九段北4-1-20
TEL:03-3262-9322 E-mail:kouhou8020jda@jda.or.jp
※写真には必ず作品名を付けてください。掲載の際には、作品名、氏名及び所
属都道府県を明記します。
※掲載する写真は、広報委員会での厳正な審査を経て決定します。また、ご応
募いただいたお写真のデータ等は返却いたしません。
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◆2◇ コラム<テイク・オフ> ◇◆◇◆
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■人生100年時代に資する歯科健診の推進に向けて
日本歯科医師会地域保健II担当常務理事 小玉 剛
健康日本21では、過去1年間に歯科健診を受診した者の目標値を65%とし、
歯科口腔保健の推進に関する法律でも定期的に歯科健診を受けること等を勧奨
している。
日歯ではこれらの論点を踏まえ、生涯にわたる歯科健診の充実と受診率向上
や特定健診・特定保健指導への歯科健診・保健指導の導入等の課題を解決する
ために、歯科健診推進ボードを設置した。9月21日に第1回目の会合を持ち、
「あるべき歯科健診の在り方」として、将来の法整備や歯科疾患の在り方を含
めた理想像、「今後目指す歯科健診の形」として、その理想像に向けた歯科医
師会の対応等について意見交換を行った。
厚労省は平成30年度の厚労省歯科保健課関係予算概算要求において、新規事
業として歯科健康診査推進等事業、歯科医療機関による歯科口腔機能管理等研
修事業を合わせて約5億円計上している。年末までに最終的な額が決められる
見込みであるが、これらの事業に積極的に関わり、実りあるものとなるよう、
また平成31年度以降においても継続した事業予算が確保できるよう、ボード内
で課題整理を図ることとしている。
折しも9月11日には、国の「人生100年時代構想会議」が始まった。歯科健診
の拡充はいうまでもなく、そのために資する大きな力である。
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◆3◇ JDAウィークリー ◇◆◇◆
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■財源確保など要望を決議
―第13回国民医療推進協議会総会
日歯を始め40の医療関係団体からなる国民医療推進協議会は10月3日、都内
の日医会館で第13回総会を開催し、国民が将来にわたり必要な医療・介護を安
心して十分に受けるための適切な財源の確保と、控除対象外消費税問題の抜本
的な解決の二つの要望事項を決議した。また、同日から12月下旬頃まで国民医
療を守るための国民運動を展開することを決定。持続可能な社会保障制度の確
立に向けて、決議した要望事項の実現を目指して、国民とともに政府に求めて
いく。
具体的な活動については、11月22日に都内の憲政記念館で国民集会「国民医
療を守るための総決起大会」を開催し、決議を採択する予定。さらに、都道府
県医療推進協議会に対して▽地域集会の開催・決議採択▽地方議会会期中の都
道府県において、地方議員・議会に対し地方自治法第99条に則った意見書を国
会等に提出するよう要望▽国民集会への参加協力依頼―を行い、国民集会の決
議文などをもって政府関係各方面に申し入れする。
総会では、協議会会長の横倉義武・日医会長による挨拶の後、協議会副会長
の堀憲郎・日歯会長が挨拶に立った。
堀日歯会長は、長年にわたる政府の医療費抑制政策に言及。「我々は社会保
障と税の一体改革の中で、様々な提案や協力をしてきた。歯科はほとんどが1
人しか歯科医師がいない体力のない医療機関であり、現場は疲弊している。一
方で、口腔の健康が全身の健康に関係することが明らかにされてきており、期
待が高まっている。総会の総意をもって医療費の財源確保を求めていきたい」
と述べた。
また、一般紙の世論調査の結果について触れ、国民の第一の関心は社会保障
政策であると指摘。その上で、「医療など社会保障に対する安心があって、初
めて国民の個人消費が進み、経済活動が活発化する」との考えを示した。
総会ではその他、中川俊男・日医副会長が「医療・介護の適切な財源確保に
向けて」をテーマに、これまでの消費税率引き上げと増収分の使途などを、今
村聡・同副会長が「医療界の控除対象外消費税問題の抜本的解決に向けて」を
テーマに、政府・与党間での税制改正プロセスなどをそれぞれ説明した。
◇堀日歯会長
「医療財源確保し国民の健康守る」
総会終了後の記者会見では、記者から安倍晋三首相が少子化対策・人づくり
革命として消費増税分の使途変更を表明したことに関して質問が上がった。
これについて堀日歯会長は、「消費増税財源の使途には社会保障の『安定
化』と『充実』の二つの使途が示されており、医療に関わる財源は『充実』の
中で確保される。使途変更は医療に影響のない『安定化』に関する範囲での議
論と理解しているが、それを超えて医療に予定されている財源に及ぶことが
あってはならない」とした。
また、子育ての重要性、そのことが将来の国の経済の活性化に好影響を及ぼ
すことへの理解を示した上で、「医療への財源を確保できれば、日歯としても
議論そのものを否定するものではない」との考えを述べた。
■『シカ医のうた』公開
日歯への入会 学生に訴える
―定例記者会見
日歯は9月28日、第6回理事会終了後に定例記者会見を歯科医師会館で開催
し、村岡宜明専務理事は、9月26日に日歯HPやYouTube等に公開したWEBムー
ビー『シカ医のうた~その先にある笑顔を守りたい。~』の概要を説明した。
日歯は昨年度から組織力強化ボードで検討を進める「発信力の強化」に向けた
対応の一環として、歯科大学・大学歯学部の学生、臨床研修歯科医を対象に、
充実している日歯の学術研修プログラム等が日々の診療の大きな支えになるこ
とを訴えるとともに、是非日歯に入会してほしいとの強い思いを込めて、約3
分のWEB動画を制作した。本動画はDVDに収めて、歯科大学・大学歯学部の他、
都道府県歯、歯科大学・大学歯学部の同窓会、校友会に配付する予定。
また、国・地方連携会議ネットワークを活用した男女共同参画推進事業とし
て、日歯が11月3日に歯科医師会館で開催するシンポジウム「女性歯科医師が
より輝く未来へ」の概要を説明。歯科界のさらなる活性化に向けて、キャリア
パスの形成及び向上を目指す女性歯科医師や、女性歯科医師の多様な働き方を
支援するための環境整備を目的に、その対策に鋭意取り組んでいることを伝
え、シンポジウムへの参加を呼びかけた。(シンポジウムの詳細は次号掲載予
定)
会見ではその他、堀憲郎会長が安倍晋三首相が9月25日の会見で表明した消
費税率10%への引き上げを予定通り行う中での、増税分の使い道の見直しへの
見解などについて説明した。
・シカ医のうた~その先にある笑顔を守りたい。~(日歯HP)
http://www.jda.or.jp/shikainouta/
■歯科診療所6万8940施設、前年比203施設増加
―平成28年医療施設(動態)調査
平成28年医療施設(動態)調査の概況が9月26日、厚労省より公表され、歯
科診療所は6万8940施設で、平成27年より203施設増加した。内訳は、有床歯科
診療所が27施設で2施設減少し、無床診療所が6万8913施設で205施設増加し
た。
開設者別に見ると、「個人」が最も多く、5万4930施設で314施設減少。構成
割合は0.7ポイント減少したものの、歯科診療所全体の79.7%を占めた。「医
療法人」は513施設増の1万3393施設で続き、構成割合は19.4%と0.7ポイント
伸びた。
以下、「公的医療機関」278施設、「社会保険関係団体」7施設、「国」5施
設となっており、これらを除く公益法人や私立学校法人、社会福祉法人などの
法人は327施設であった。
・平成28年医療施設(動態)調査・病院報告の概況(厚労省HP)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/16/
■総額で42兆円超える 歯科は2兆8294億円
―平成27年度国民医療費
平成27年度国民医療費の概況が9月13日、厚労省より公表され、医療費総額
は42兆3644億円と前年度から1兆5573億円、3.8%増加した。歯科診療医療費は
2兆8294億円で、前年度から394億円、1.4%増加した。構成割合は6.7%だっ
た。
医科診療医療費は7955億円、2.7%増の30兆461億円で、入院医療費が3111億
円、2.0%増の15兆5752億円、入院外医療費が4844億円、3.5%増の14兆4709億
円。薬局調剤医療費は6985億円、9.6%増の7兆9831億円であった。
人口1人当たりの国民医療費は33万3300円で、1万2200円、3.8%増加した。
・平成27年度国民医療費の概況(厚労省HP)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-iryohi/15/index.html