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社)新日歯自由ニュース専用掲示板

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日歯メルマガハンドピース滅菌 - 津曲

2017/10/16 (Mon) 11:15:03

日歯メルマガハンドピース滅菌
■医療安全の考え方
 日本歯科医師会医療管理・税務担当常務理事 三井博晶

 本年7月2日付読売新聞に「歯削る機器 半数使い回し」と題した記事が掲載
された。記事は、厚労科研「歯科ユニット給水システム純水化装置の開発に関
する研究」平成29年5月報告をベースに作成されており、使用したタービンを
「全ての患者ごとに交換」52%、「感染症患者とわかった場合」「血液が付い
た場合など」に交換するとしたのはそれぞれ17%、16%というデータについ
て、院内感染のリスクが根強く残る現状が浮き彫りになったとしている。
 一方、研究報告書では「平成24年3月と比較し、滅菌している割合は増加。ま
た、感染管理にかかる概念や方法論は概ね広く浸透していた。歯科ユニットの
含嗽水は通常行われているフラッシングを行えば水道水基準に準拠する水質が
得られる。ハンドピースの水は、歯科ユニット給水管路全体を定期的に化学的
な洗浄を行い、フラッシングを毎日行うことにより水質基準を満たすレベルに
改善される可能性が示唆された」と報告・考察し、平成24年よりも改善した。
しかし、「未だ改善の余地はあると自覚しており、より改善を図るためには、
施設基準や診療報酬の面での充足が必要である」と示唆。また、「歯科ユニッ
トのハンドピースの水を水道水基準で管理するためには、使用前のフラッシン
グを毎朝行うだけでなく、定期的な給水路全体の化学的洗浄を併用するなど、
他の方策が必要であることが示された」と結論づけている。
 報道を受けて、データ・資料をいかに読み取るか、危機感・マイナス要素を
煽り立てるのが良いのか、地道に可能性を求め進むのが良いのかなど様々考え
させられるが、日歯としては一歩一歩確実に、スタンダード・プリコーション
の周知・履行を進めて参りたい。

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◆2◇ JDAウィークリー ◇◆◇◆
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■医療・介護サービス 複合的提供の必要性説く
 ―社保審・医療保険部会

 社会保障審議会の医療保険部会が10月4日、厚労省内で開催され、「次回の診
療報酬改定に向けた検討」「骨太2017、経済・財政再生計画改革工程表の指摘
事項」「平成28年度の医療費・調剤医療費の動向(報告)」について議論が行
われた。
 日歯常務理事の遠藤秀樹委員は、「次回の診療報酬改定に向けた検討」の議
論の中で、医療と介護の同時改定について、「医療保険と介護保険の役割分担
や連携が謳われている。医療と介護を明確に線引きすれば分かりやすいが、患
者や利用者にとっては、医療と介護のサービスが複合的に組み合わされて提供
されることが望ましい場合も多い」と述べ、役割分担をあまり強調するのでは
なく、給付調整も含め、医療と介護を組み合わせたサービスの提供も視野に入
れた対応の必要性を説いた。
 さらに、新谷信幸委員(日本労働組合総連合会)提出資料における「レセプ
ト電子請求のさらなる推進と全ての医療機関における診療明細書の無料発行の
推進を盛り込むべきである」との意見に対しては、「歯科診療所は小規模な施
設が多いが、現状において9割以上で電子請求が実施されている。残りの紙レセ
プトでの請求に関しては、小規模・零細な診療所であったり、院長の高齢化の
ため、元々電子化が困難な状況と考える。また過疎地においては、医療の提供
側も高齢化が進んでおり、配慮が必要」と指摘した。
 また、「電子請求にはオンライン請求と電子媒体による請求があるが、歯科
においては、診療情報のデジタル化に意味があるものと考え、同列に扱い推進
してきたところ。今後、オンライン請求のメリットが顕著になれば対応も変わ
ると思うが、現状では両者は同列と考えている」と述べ、検討に当たり配慮を
求めた。

■消費増税分の使途変更に見解
 堀会長「社会保障の確保が大前提」
 ―定例記者会見

 堀憲郎会長は9月28日、第6回理事会終了後に開催した定例記者会見で、安倍
晋三首相が9月25日の記者会見で、「人づくり革命」などを目標に掲げ、その財
源として平成31年10月に消費税率を10%に引き上げて、その増収分を充てると
表明したことに言及。「人づくりの必要性は理解できるし、そのことが、結果
として将来に向けて、経済の活性化につながることも理解できる」「長年にわ
たる社会保障と税の一体改革の議論に配慮する中で、使途変更の議論は否定さ
れるものではない」とした上で、「ただし、使途変更はこれまで周到に進めら
れ、10%への税率引き上げにより予定されていた『社会保障の充実』のための
財源の確保が大前提」との見解を示した。
 また、同日の衆議院解散について触れ、政治団体として日歯連盟が峻別され
て設置されている組織の特殊性を踏まえ、両組織の弁護士見解に沿って、選挙
対応は日歯連盟が行い、政策面で日歯、日歯連盟が意思疎通を図りながら適切
に対応していく考えを示した。
 さらに、自民党に8項目の政策要望書を提出したことを報告した。

■今日から出来る 口もとビューティー
 歯の健康シンポジウム2017を開催

 「歯の健康シンポジウム2017」(主催:日歯、協賛:パナソニック株式会
社)が10月4日、「今日から出来る 口もとビューティー」のテーマの下、354
名の参加を得て日本橋三井ホールで開催された。今回で21回目となる本シンポ
ジウムは主に女性をターゲットに据え、「口もとビューティー」すなわち自信
を持てる魅力的な笑顔のためには、毎日の正しい歯と口のケアが重要であるこ
とを示した。また、今回もテレビ朝日の番組『BeauTV~VOCE』を通じた歯科啓
発を行うべく、同番組と講談社の協力を得て公開収録も行った。
 基調講演では、和泉雄一・東京医科歯科大学教授が「すべての女性に知って
いただきたい歯周病予防」と題して講演。女性のライフステージごとに注意す
べき歯周病のリスクや、予防とケアのポイントなどについて説明するととも
に、「健康長寿社会を実現するためには、学童期から歯周病予防・治療を積極
的に行うことが大切。今日から口腔の健康管理、ひいては全身の健康管理に努
め、“Mouth and Health”で健康な毎日を!」と呼びかけた。続けて、歯科衛
生士の北原文子氏がブラッシング指導を行った。
 シンポジウムの後半では、『BeauTV~VOCE』の公開収録が行われた。モデ
ル、女優として幅広く活躍中の河北麻友子さんの進行の下、タレントのはるな
愛さん、基調講演で講師を務めた和泉教授が「口もとビューティー」にまつわ
るトークショーを繰り広げるとともに、北原氏がブラッシング方法を披露し
た。
 なお、収録の模様は11月3日(金)深夜1時50分(O.A後~次回放送までテレ朝
動画、TVerで無料配信)に放映される予定。

 ・プレスリリース・活動報告(日歯HP)
  http://www.jda.or.jp/jda/release/171012.html

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◆3◇ 日歯の主な行事予定(10/17~10/23)◇◆◇◆
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■内部行事
10/17(火)▽日本歯科医学会 第3回四役協議会▽第1回会長選挙のあり方検討
臨時委員会
10/19(木)▽名古屋国税局管内税務指導者協議会(静岡県)▽広島国税局管内
税務指導者協議会(山口県)▽第1回東京オリンピック・パラリンピック歯科委
員会
10/20(金)▽福岡国税局管内税務指導者協議会(長崎県)

■部外審議会等
10/17(火)▽社会保険診療報酬支払基金「審査情報提供歯科検討委員会に係る
作業委員会」
10/18(水)▽中医協 総会▽第5回歯科口腔保健の推進に関する専門委員会▽
8020推進財団「第1回8020会誌編集委員会」▽第36回男女共同参画推進連携会議
全体会議▽第30回保険者による健診・保健指導等に関する検討会▽日本リハビ
リテーション病院・施設協会「第3回理事会」▽勇美記念財団「第5回多職種協
働による食支援プロジェクト」▽日本法歯科医学会「第5期第4回理事会」
10/19(木)▽死体解剖資格審査分科会▽第5回医療用医薬品の偽造流通防止の
ための施策のあり方に関する検討会▽第8回がん登録部会
10/20(金)▽全国在宅医療会議WG
10/23(月)▽第54回ISO/TC215国内対策委員会

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